【書評】「食べなきゃ、危険!」

書評

「日本は食品添加物の使用量が、世界一」
最近ではSNSなどでこのような言葉を目にする機会が増え、我が子に食事を作る際に悩みや不安が生まれていきました。

本書によると、日本の食卓は大変な「ミネラル不足」であり、ミネラル不足によって多くの日本人が心身に不調が現れているのです。

そこで、健康的な食事について書籍から学ぼうと書店に足を運んだ際に目についたのが「食べなきゃ、危険!」でした。
本書では『体に不足しているミネラルを補給すると驚くべき効果がみられた』という事例が数多く書かれているのです。

今回は「食べなきゃ、危険!」(フォレスト出版)についての書評・レビューをいたします★

この書籍をオススメした人
  • お子さんの偏食や発達障害で悩んでいる。
  • 糖尿病・冷え症・肌荒れなど気になる症状がある。
  • 家族や自身の心身の状態を、食事で改善したい。
うめ
うめ

現在2児の母が、我が子に食事を作る際に参考にしようと購入した本だよ。色々なご家庭に配りたい!と感じるほど参考になったので、気になった方はぜひ購入してみてね☆

そもそも、ミネラルとは…?

身体機能の維持や調節に必要な「五大栄養素」の一つであり『無機質』とも呼ばれています。その中でも、人体に必ず必要なものを「必須ミネラル」と言います。

必須ミネラルの種類

ナトリウム/マグネシウム/リン/硫黄/塩素/カリウム/カルシウム/クロム/マンガン/鉄/コバルト/銅/亜鉛/セレン/モリブデン/ヨウ素

ミネラル不足の原因と、補給による効果

ミネラルが不足している主な原因が、以下の3つと書かれています。

①弁当、惣菜、冷凍食品、レトルト食品などの原料に、水溶性成分とともにミネラルが溶け出た「水煮食品」がたくさん使われるようになっている。

②「リン酸塩」がたくさんの加工食品に添加され、ミネラルの吸収を阻害している。

③加工食品の原材料の大半が「精製」されて、ミネラルを抜かれている。

「食べなきゃ、危険!」(p1)

さまざまな食品に添加物が使用されていることはわかっていましたが、実際にその添加物がどのような影響を人体に与えているかまでは理解できておらず、添加物の多さから全てを覚えるのって本当に難しいですよね。

弁当や惣菜をはじめとした手軽に食べられる商品も「野菜の多さ」や「栄養価が高そう」なものを選んでいるつもりでも、中身の原料がどのように調理され盛り付けられているかまでは、消費者には分からないのです。

ミネラル補給で見られる、驚くべき効果とは?

著者である「食品と暮らしの安全基金」の調査によると、ミネラルを補給すると病気の症状に変化があることがわかったのです。
(以下の変化は、本書のp1〜p3にある”まえがき”に記載されています。)

子どもに見られた変化
  • 発達障害・低体温・偏食・アトピーの改善
  • 勉強の意欲、成績の向上
大人に見られた変化
  • うつ病・糖尿病・肥満・冷え症・肌荒れ・足の攣りの改善
  • リウマチ患者の歩行距離が伸びた
うめ
うめ

ミネラルを補給するだけで、本当にこんなにたくさんの症状が改善されるの?と疑問に感じますよね。本書では、これら一つ一つの実例が記されているのです。

書評

現代では共働き世帯が多く、毎日時間に追われる中での家事・育児は本当に過酷です。

特に料理は、冷蔵庫の中身を確認して献立を考えるところからスタート。慌ただしく作って、お子さんに食べさせて、片付けて…。

その一連の流れの中でお子さんに好き嫌いされた時には、頑張る意欲も失せてしまう思いになってしまい「時短で出来るもの」「お子さんが喜んで食べてくれるもの」と、作る側の思いもあって子どもに提供する食事も偏ってしまいがちです。(我が家も、まさにそんな感じです。)

「化学調味料無添加」「国産野菜」その文字を見て食品を買えば、なんとなく大丈夫な気がしてしまっていたのです。

忙しい毎日だからこそ取り入れたい、本当に必要なもの

栄養の専門家たちがいう「食品のバランスガイド」を守り、使う食材や品数を増やせば本当に健康を守れるのでしょうか?

私たち消費者は、販売されている食品の裏側を知らずに購入していることがほとんどですよね。知らないからこそ、体に不足している栄養素もわからない

本書を読んでわかったことは、とにかく日本人は今「必須微量ミネラル」が不足していると言うこと。それによって心身の不調が出ているという現実。

忙しいから、安いから、簡単だから…そういう理由で深く考えずに購入した食品によって、さらに不調をきたすという負の連鎖が起きているのです。

そこで「食べなきゃ、危険!」では、手軽なミネラルの補給方法が紹介されています。その補給する成分こそが「天然だし」なのです。「天然だし」は購入することも、家庭で補給することも可能です。

多くの実践録により確かな情報として、自分や我が子に積極的にミネラル補給をしていこうという気持ちになれたのです。

みんなの感想

まとめ

発達障害をはじめ、お子さんのさまざまなことに悩まされている人はまず一度手にとってほしい本だと感じました。「接し方」や「教育の仕方」ではなく、まずは食べ物を意識することの大切さを改めて考えるきっかけになるのではないかと思います。

実際に「天然だし」を使用するかどうかだけではありません。
食品の製造過程や裏側を知ること自体が、自分や家族の心身を守る第一歩になるのではないかと感じました。

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