子供の自信や自己肯定感に繋がる褒め方

嬉しそうな子供とタイトル 子育てのあれこれ

近年、日本人の自己肯定感の低さが目立つようになり
幼い子供には「褒めて育てること」が主流となっていますね。

子供を褒めることには、たくさんのメリットがあります。

褒めることによるメリットとは?
  • 親子で信頼関係が築ける
  • 自己肯定感が高まる
  • 自信を持って挑戦できるなど自主性に繋がる
  • 親も良い気持ちで子供と関わることができる

子供は、大好きな親にたくさん褒められることで「愛されているんだ」と実感することができます。

褒められることで、自分を見てくれている親への信頼へ繋がったり
無条件に愛されることで「私は私のままでいいんだ」という自己肯定感や自信に繋がることができます。

もちろん、親にとっても「叱る」ことより「褒める」ことが多い方が気持ちよく過ごせますよね。

うめ
うめ

褒めた方が子供の気分を乗せられてラクだし、とにかく褒めよう!

そう感じながら過ごしている人は、要注意です!

実は褒め方によっては子供の自信を奪ったり意欲を低下させることに繋がるからです!

要注意!”とりあえず褒める”がNGな理由

木の下で高い高いをする親子

褒め言葉の代表格である「すごいね!」「えらいね!」「上手だねー!」などの言葉をとりあえず投げかけてしまうこと、ありますよね。本当にすごいと思っていても、どこか適当さを感じてしまう言葉でもあります。

子供からすると「嬉しい言葉」に変わりはないのですが、この褒め方によって子供を不安にさせたり、モチベーションを低下させる要因ともなるのです。

肯定的な言葉が、なぜマイナスな方向へいってしまうのでしょうか・・

褒められないと自信が持てなくなる

例えば子供がお絵かきをして見せてきた時に、大人が毎回「すごいね!」「上手!」ばかりを伝えていると、そう言われなかった時に子供の心は不安でいっぱいになります。「この絵は上手じゃなかったのかな?」と自信がなくなることも。

うめ
うめ

筆者の子供はまさにコレ。絵を見せてきた時に「この部分が素敵!」など他の言葉で伝えると「上手じゃないの?」と言うように…!褒められすぎると承認欲求が強くなるのだと学んだよ。

褒められるために行動するようになる

例えば一生懸命ブロックで遊んでいる時に「すごいね!」などと言われ続けると、子供は「楽しいから作っている」はずだったのが「褒められたいから」ブロックをするようになります。

もちろん、その言葉がすごいものを作りたいという意欲に繋がることもあります。しかし場合によっては「楽しい」という本来の気持ちを無くしてしまうことにもつながるのです。

うめ
うめ

子供は「楽しい」という気持ちがあってこそ、興味関心や才能の芽が伸びていくよね♪

モチベーションの低下につながる

「漠然と描いた絵」と「すごく細かく一生懸命描いた絵」を見せたときに、同じように「すごいすごい!」と褒められると、子供は頑張ったり努力する必要性を感じなくなります。

子供自信が「頑張らなくてもいいや」という気持ちにつながってしまうのです。

すぐに実践できる!褒める時のポイントとは?

ばんざいしている子供

より子供に思いが伝わりやすく、子供自身の前向きなモチベーションに繋がる褒め方をご紹介します!

結果ではなく過程を褒める!

小学生のお子さんの場合は、褒め方で勉強への意欲が左右されるケースが多いですよね。

そこで気をつけたいのは「テストで100点を取った」など結果に対して褒めるのではなく「100点を取るまで」の勉強に向かう姿勢や努力、具体的な取り組み方についてなど過程を褒めるということです!

うめ
うめ

本人の姿勢ややり方を上手に認めてあげることで、子供が勉強の壁にぶち当たった時も、自分で挑戦したり努力をする底力につながっていくね♪

子供の気持ちを褒める!

例えば子供がお手伝いをしてくれた時に、「洗濯物畳むの上手だね!えらいね!」と褒めるよりも「○○君がママのお手伝いしてくれる優しさが嬉しいよ。ありがとう!」と伝えた方が、子供の気持ちは満たされるようです。

洗濯物を畳むことが上手なことより、お手伝いしてママが喜んでくれたことの方が、子供は嬉しいのです!
その嬉しさこそが、次回への意欲につながっていきます。

うめ
うめ

「ありがとう」ってたくさん言われた子ほど、自分も周りの人に自然と「ありがとう」ってたくさん言える子になるよね♪

具体的な言葉を付け加える!

「いいね!」「上手だね!」の頻発は要注意ですが、そこに具体的な言葉を付け加えるのはとても良いこと。

お絵かきを見せてきた子供に対して「いいね!」と伝えるよりも「色々な色を使って綺麗な絵になったね!」と伝えた方が、しっかり見た上で評価しているということが伝わりますよね。

質問してみる!

子供自身がその過程や結果についてどう思っているのか、コミュニケーションをとる中で聞いて見るのも良いでしょう。
会話をする中で子供自身の振り返りにも繋がるし、言葉にすることで頭の中を整理することもできるのです。

参考書籍「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」

今回は「モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」(島村華子)を参考にして、記事を執筆してみました。

とても読みやすく内容も納得できるものばかりで、何度も読みたくなる書籍の一つです。
すぐに実践できるQ&Aがたくさんのっていたり、明日からの育児や保育をする上での心構えにも繋がる本でとても重宝しています。

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