室内で楽しめる感触あそび

あそびと絵本

雨の日や寒すぎる日、自粛期間中など外へ出られない時
子供が体力を持て余してしまったり、おもちゃに飽きて退屈してしまって困った経験はありませんか?

そんな時に筆者がおすすめしたいのが感触あそびです!

保育園や幼稚園でも積極的に取り入れている遊びでもあり、準備さえすればご家庭でも楽しむことができます。

この記事では必要なもの注意点も記していますので、ぜひ参考にしてみてはいかがですか^^

うめ
うめ

元保育士・元児童発達支援員の筆者が、実際に保育・療育で取り入れている感触遊びを紹介するよ♪

感触あそびってなに?効果はある?

姉妹が粘土をしているところ

■感触あそびとは?

様々な素材を触ることで素材の温度を感じたり、ドロドロ・ふわふわ・ぐにゃぐにゃなどのいろいろな感触を体験し、握ったりちぎったりすることで大脳を使い五感を刺激して楽しむあそびです。

手は第二の脳足の裏は第二の心臓と言われている通り、手足を使って「感触」を楽しむことは乳幼児期の発達のうえでとても大切なのです。

感触あそびで期待できる効果

・イメージを膨らませ、発想力や想像力を高める。
・捏ねたり丸めるなどの作業を通して指先の力を鍛える。
・じっくり遊ぶことで、忍耐力や集中力も養う。

など、様々な効果が期待されています。

うめ
うめ

考えたり工夫して遊ぶだけでなく「気持ち良い」と感じたりひたすら遊ぶことで、ストレス発散にもつながるよ!

家庭でも出来る、おすすめの感触あそび5選

小麦粉粘土

材料
  • 小麦粉
  • 少量の油(なくても可)
  • 深さのある容器

遊び方

①容器に小麦粉・少量の水と油を入れる
②まとまるまでこねて、ひとつの塊になったら小麦粉粘土の完成!

一般的な粘土と同じようにイメージしながら丸めたりちぎって遊ぶほか、水を少し足してさらに感触の変化を楽しむこともできるよ!

注意すること
  • 油を入れることによって肌触りが良くなり、まとまりやすくなります。
  • 食品なので、保管するとカビが生えることがあります!早めの処分を!

片栗粉スライム

材料
  • 片栗粉
  • 深さのある容器

遊び方

①容器に片栗粉を入れて、片栗粉の感触をまず味わう
②その中に水を少しずつ足していくだけで完成!

片栗粉特有の「ドロっ」という感触や、触り方や時間差によって感触が変化するのがとても面白いです!独特の感触が嫌なお子さんは、オタマやヘラなど道具を使うと良いと思います。

注意すること
  • 水を多く使うので、床にシートなど敷くと便利です。
  • 片付ける時は排水溝にそのまま流すと詰まってしまいます
    しばらく放置して水と粉に分離したところで、水だけ排水溝に流して、残りの粉部分は乾燥させてからゴミ箱に捨てると処分しやすいです。

寒天遊び

材料
  • 寒天の粉(1本)
  • 水(目安:500ml)
  • 容器(何個かあると良い)
  • お鍋

遊び方

①水と寒天の粉をお鍋に入れて中火にかける
②かき混ぜながら2分ほど沸騰させる
③火を止めてからしばらく待ち、容器に入れる
④常温において、冷めるまで待ったら完成!

水の量によって冷めて遊んだ時に感触が違うので、何種類か作っておいて触り比べるのも面白さのひとつ!容器は牛乳パックや食品が入っていたタッパを使うと、使用後そのまま処分できるのでおすすめです。

注意すること
  • 完全に冷めるまでは子供の手の届かないところに保管してください。やけどの恐れがあります。
うめ
うめ

小麦粉粘土、片栗粉スライム、寒天遊びで色をつけたい時は食紅や抹茶パウダー・ココアパウダーなど食用のものがオススメだよ!万が一口に入れても心配ないからね。

高野豆腐遊び

材料
  • 高野豆腐
  • 容器(浅くても良い)

遊び方

①容器の上に高野豆腐を置く
②その時点でちぎったりしてもOK!
③少しずつ水を足していき、感触の変化を楽しむ

何個か用意して、水の量によって固さの違いを楽しむのも良し!ちぎったりスポンジのように絞って遊んでも良し!色々な大きさを用意しても楽しいですよ。

注意すること
  • 絞ってダイナミックに遊べるように、下にシートを敷いたりタオルを用意しておくのが良いです。(容器を使わずに、シートの上に直置きで遊んでも楽しいです!)
うめ
うめ

高野豆腐のように水の量によって形や固さの変化を楽しめる食材は、他にもマカロニはるさめなどがあるよ!

泡遊び

材料
  • ハンドソープorボディソープ
  • 深めの容器
  • 泡立て器

遊び方

①洗面器など深めの容器にハンドソープと水を入れる
②泡立て器で泡立てる
③泡立つ過程を楽しんだり、色つけして変化を楽しむ

固形石鹸をおろしがねで下ろして使ったり、ストローで吹いて泡立てたり、ペットボトルで振って泡立てたりと、プラスアルファーの楽しみ方がたくさんできますよ^^
少量の絵の具で色をつけても綺麗に出来上がるのでオススメです!

注意すること
  • 水を使うのでお風呂場でやるのがオススメです!
  • 乳児は口に入れないように注意してください。

まとめ

感触あそびは、高いおもちゃを買わなくても身近なものを使用して十分に楽しむことができます!

小さいお子さんに感触あそびを提供する際は、誤飲や想定外のことが起きるかもしれないことも視野に入れ、保護者も一緒に楽しんで遊ぶことをオススメします^^

初めてみるものに警戒して遊びたがらなかったり、触ってみようと思うまでに時間がかかることも多々あると思います!
その場合は無理強いせずに、手で触らなくても参加できるような道具を使用したり「保護者が遊んでいるところを見る」ことから始めるのもひとつの方法です。

ぜひこれからの季節、ご家庭でお子さんと感触あそびを楽しんでみてはいかがですか。

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